部会長所信

2025 年度 日本青年会議所 石材部会
部会長
一般社団法人 福知山青年会議所 所属
第41代部会長 横田 将吾

Break the Mold

~伝統を礎に、新たな道を照らす~

基本方針
型があるから型破りができる
会員拡大は一つの「型」
視点を変革し続ける
40周年を礎に

■はじめに

 私たちの石材業界や供養業界は、今まさに大きな変革の時代を迎えています。少子高齢化や価値観の多様化により、伝統的な供養のカタチや石材の需要は縮小傾向にあります。さらに、情報化社会の急速な進展で供養の選択肢が広がり、従来の石材を用いた供養の在り方も変わりつつあります。こうした現状において、私たちが業界の発展に貢献するためには、ただ守り続けるだけではなく、新しい視点を持って挑戦し、未来を見据えた行動が求められています。

 石材部会の最大の強みは、全国に広がる先輩諸氏との「縦」と「横」のつながりです。この強固なネットワークは、私たちがココロオドル新たな挑戦に向けて進む力を与えてくれています。こうした「型」があるからこそ、私たちは自信を持って「型破り」な挑戦ができると考えています。業界にとって必要な変革は、この伝統を礎にし、未来を見据えた新しい道を照らすことから始まります。

 本年度のスローガン「Break the Mold~伝統を礎に、新たな道を照らす~」には、このような想いを込めています。先輩諸氏が築いてこられた守るために変わる精神を受け継ぎ、常にMY BESTを尽くしながら、今という時代に合わせた新しい価値を見出し、未来へとつなげていく。これは私たちの使命であり、業界を次世代へとつなぐ責任だと感じています。

■型があるから型破りができる

 「型破り」とは、単に型を壊すことではありません。むしろ、型を深く理解し、その価値を最大限に追求するからこそ、型を超えた新たな発想や行動が可能になると考えます。型があるから型破りができるのであり、型を重んじずに破ろうとすることは、ただの破りに過ぎません。私たちの業界においても、長い歴史の中で培われた職人の技術や知識、そして伝統的な文化という「型」があります。この型を大切に守りながらも、時代の変化に対応して柔軟に行動していくことが求められています。一方で、型に固執しすぎると、変化する社会のニーズに対応できなくなるリスクがあります。

私たちは、この型を大切にしながらも、新しい価値を見つけ出し、未来を切り拓けるような「型破り」を追求していきます。伝統を基盤とした革新こそ、私たちの業界が進むべき道だと信じています。

■会員拡大は一つの「型」

 石材部会の未来を支えるために、会員の拡大は重要な課題です。新しい会員を迎えることは、部会に新たな視点やエネルギーをもたらし、全体を活性化させる原動力となります。会員拡大は、部会の未来を築くための重要な「型」であると考えます。しかし、この型においても、従来の方法にとどまらず、新しいアプローチや柔軟な発想が求められます。

これまでにない視点を取り入れた広報活動を展開し、石材業界の魅力や価値を多くの人に伝えていきます。そして、業界の認知度を高め、次世代のリーダーとなる仲間を増やすことで、部会全体の活性化を目指してまいります。

■視点を変革し続ける

 業界を発展させるためには、私たち自身の視点を常に変革し続けることが重要です。固定された考え方にとらわれていては、業界の未来を見据えた新たな挑戦を行うことはできません。時代が変化する中で、私たちは広い視野を持ち、新しいアイデアや視点を積極的に取り入れる必要があると考えます。

狭い範囲での発想にとらわれないことが、これからの業界にとって不可欠です。井の中の蛙にならないよう、柔軟な発想で外の世界と向き合い、私たちの常識を見直す姿勢が求められます。国内外の多様な視点を取り入れることで、新しい発見や学びを得て、それを業界全体の成長につなげていくことが、未来を切り開く原動力になると確信しています。

■40周年を礎に

 日本青年会議所石材部会は2025年度で40周年を迎えます。この40年間、先輩諸氏が築き上げてきてこられた功績に深い敬意を表し、その努力と情熱に感謝を示したいと思います。私たちはこの40周年という節目を、ただの過去の振り返りに終わらせるのではなく、石材部会の今を生きる力を活かし、未来を見据えた新しい一歩を踏み出すためのスタートと位置づけます。

石材部会の「縦」と「横」の強みをさらに活かし、全国の先輩諸氏や仲間とのつながりをさらに深めることで、次の時代の業界を支えていく決意を新たにしていきます。そして、伝統を礎に、新たな未来を築くための挑戦をこれからも続け、業界の発展に貢献していくことを誓います。

■結びに

 今後の石材業界や供養業界がどのように進展していくのか、私たちには正確に予測することはできません。しかし、だからこそ私たちは今できることに全力で挑戦し、変化を恐れず未来に向けた挑戦を続けることが大切だと考えます。変化の波に対しても、一致団結して業界の未来を切り開いていく覚悟が必要です。私たち石材部会は全員が力を合わせ、新たな光を探し求めながら、次の世代に誇れる業界を築いていくために挑戦してまいります。