副部会長所信

2024年度 日本青年会議所 石材部会
広報グループ 副部会長所信

一般社団法人 富岡青年会議所 所属
古 矢 啓 介

⾏動⼒が全てのはじまり

■はじめに
 ⽯材部会の約 40 年という歴史の中で現在、私たちは過去最⼤の過渡期を迎えているのではないでしょうか。世界中に猛威を振るった新型コロナウイルスが終息に向かっている中ではありますが、数年間⾏を制限され、最⼩限に抑えてきた事で失ったものが多く存在します。最たるものは、⼈々そして会員の⼀歩踏み出す⾏動⼒に今でも⾃然とブレーキをかけてしまうようになってしまったことだと考えます。この問題を抱えた世の中であるからこそ、変化に迅速に対応し、今まで培ってきた事をさらに進化させ会員、部会そして業界の価値の向上を⽬指し、⽬に⾒える形で多⽅⾯へ活動・運動を展開していかなければならないと考えます。

■総⼒を揚げての会員拡⼤
 ⽯材部会の未来は会員拡⼤と⼀⼼同体であると⾔えます。また拡⼤成功の秘訣は「スケジュール感」
と「スピード感」、そして⼈との繋がりをどれだけ有効活⽤できるかという「⼈間⼒」にかかっています。しっかりと準備を⾏い、ゼロからのスタートではなく、現役会員がシニアクラブ、同業者と連携し、出来る限りの可能性を揚げた上でスタートを迎えなければいけません。そして「アクション」「コンタクト」「フォロー」そして「クロージング」の結果を全会員がリアルタイムで共有し、⼀歩⼀歩確実に進んでまいります。

■リアルを届ける広報活動
 さまざまな組織や、企業が広報活動を⾏う中で成功例やメリットばかりにフォーカスを当てていることで実際関わった際に、双⽅間で乖離が⽣まれることが多いと感じています。マイナスから逃げずにどのようにプラスに変えていくか、同志、同年代が JC と仕事だけではなく「家庭」や「プライベート」「将来」でどの様な悩みや考え⽅、⾏動をとっているか、お互いの意識の共有を図りつつ、ニーズを捉え win win を⽬指すと共に、参加しやすい、⼀緒に活動してみたいという「⽯材部会の⾒える化」を進める広報活動を⾏ってまいります。

■結びに
 地元の⻘年会議所活動・運動と部会の両⽴は「楽しさ」「価値観向上」によってなされるものだと確信しております。まずは可能性溢れる私たち会員全員が⾃ら「楽しみ」「⽯材部会の価値を理解する」ことが⼤切です。そして広報活動はその両⾯を対内外へ発信する⼤変重要な役割を担っております。課題解決と明るい未来の創造の為に事業展開を積極的に⾏い、業界へ影響を与え、ますます発展する「ココロオドル」⽯材部会になる為、1 年間邁進してまいります。

研修グループ 副部会長所信

一般社団法人 燕三条青年会議所 所属
渕 岡 優 介

この広い世界を狭くしたい

■はじめに
“I am a part of all that I have met.”
 私は今まで出会ったすべてのものの⼀部です。イギリスの詩⼈、テニスンの詩の⼀節です。⼈は⼀⼈では⽣きていけないことは、誰もが当然ながら知っていますが、⼤抵は失った時に気付きます。いのちをくれた両親のおかげです。いのちを継ないでくれた先祖、笑顔を教えてくれた友だち、未来を教えてくれた先⽣のおかげです。すべての⼈が、すべてのモノが、すべての時間が今の私となっています。感謝の⼼を忘れず、育み、後世に伝播することが我々には必要です。

■繋がりをエンターテイメントにする
 あなたは興味関⼼がない場所に⾏き、思う存分楽しむことはできますか。多くの⼈は興味がある場所に⾏き、欲求をみたし、⼈と触れ合うことを楽しむはずです。現代は、多くのデジタルツールを活⽤し、それらを知ることができ、多くの⼈と出会うことができます。実際そこに⾏った時に感動する喜びを共有することが⼈を呼び寄せ、⼈⽣の記憶の1ページになるような機会を創出し、感動を与えます。

■世界はもっと広い
 初めて⽇本を⾶び出し、外国に辿り着いた時、あなたはどう感じましたか。⾔語は違う、顔つきも違う、⽂化も⾷事も違ったのではないでしょうか。新しい事柄に触れるときは、⼼が躍動し、その時の景⾊、感覚は忘れません。我々は、経営者として、外国に訪れたならば、次のビジネスの⼀⼿を打つことを模索する使命があります。⼀⼈では海外ビジネスの開拓はできません。機会を通した新しい出会いが必要です。

■結びに
 出会いには別れがつきものです。別れるときは今までを振り返り、涙することもあるでしょう。その別れはただのさよならではなく、今後の⼈⽣のパワーにしていくことで、我々は明るい豊かな⼈⽣を築いていけるはずです。そして後世にも背中を⾒せていく必要があります。この先のあなたの⼈⽣がココロオドルことを願っています。

事務局グループ 副部会長所信

一般社団法人 宮崎青年会議所 所属
柿 塚 健 太 郎

ニューノーマルの組織運営を

■はじめに
 ⽇本⻘年会議所⽯材部会は今年で 39 年⽬を迎えます。⻑きに渡り先輩諸兄が紡いできた歴史は脈々と現役会員に受け継がれ、⽯材を扱う⻘年経済⼈として⽇々研鑽と友情を育み今⽇も活動しています。2020 年に始まった新型コロナウイルス感染拡⼤により、⼀時は実地での活動に制限もありましたが、流⾏の終わりが⾒え始めた現在は再び全国各地での研修事業を実施しております。⼀⽅で、with コロナによりもたらされたニューノーマルは、JC活動だけでなく、⽯材業界においても新たな潮流、ツールをもたらしました。⽯材業界に⾝を置く私たちとして、社業や業界発展にも寄与するニューノーマルに即した常識やツールを引き続き活⽤し、信頼と結束のある JC ⽯材部会としての組織⼒を⾼めていく必要があります。

■組織運営から新たな潮流を
 地元に根差し社業を⾏う⽯材業界⼈であるからこそ現役会員の多くが所属 LOM において役職を、また、将来を嘱望されているからこそ⽇本⻘年会議所や地区協議会、ブロック協議会への出向を担っています。⼀⽅で、京都会議やサマーコンファレンスでは、LOM や出向先の担いによりこれまで開催してきた⽯材部会総会における現役会員の出席率は年々低下傾向にあります。総会においては新たな試みとして、京都や横浜にこだわらない、全国に散らばる現役会員の地元においてご当地での総会開催を⾏います。