副部会長所信

2021年度 日本青年会議所 石材部会
奉仕グループ 副部会長所信

公益社団法人 池田青年会議所 所属
田 中 貴 章

愛・感謝・尊敬

■ 愛
 人は生まれる前から愛をその体に宿し、社会の中でその愛を育て、次の世に受け継いでいく使命があり、その結実こそが、我々が扱うお墓であると考えています。私は二度その愛を捨て、この命を絶とうとした過去を持っています。しかし、お墓参りに行き、先祖供養をすることで、再び愛という力を取り戻すことができました。それから私はこの愛を、先祖供養とお墓の大切さを縁ある人たちと共有し、この世から差別やいじめを失くすことを決意致しました。そのための活動の一環として石材部会を盛り立て参ります。

■ 感謝
 私は、過去にヒトとしての機能をほとんど失いました。その中でも言葉を失ったことは最大の苦しみでした。言葉を失った原因は明確で、伝えたいことがなくなってしまったからでした。しかし、石材業界に身を置き、縁ある方々へ絶対に伝えたいことが出来ました。そして石材部会でできたご縁は、私に「伝える」機会を作ってくれました。私は、この石材業界や石材部会に心から感謝しております。その御恩を少しでもお返しできるよう、本年度の事業を最高のものとするために、会員の皆様に有益な情報を発信できる研修事業の構築を行って参ります。

■ 尊敬
 昨年より新型コロナウイルス感染症により多くの命が失われました。また、ウイルス感染をめぐり人が人を疑い、いわれのない誹謗・中傷を繰り返し、差別が増えその先にうつ病が増え、自らの命を絶つ人さえいる社会になっています。私はうつ病でした。しかし、先祖供養により復活することができました。「この世から差別・いじめを失くし、うつ病を治す」を目指し、「お墓参りでうつ病は治る」を発信し続けることで、社会に奉仕したいと考えています。私は石材人として、お墓を通じた人々の供養心こそが「人を尊敬」する根本であり、先人たちへの尊敬が今の混沌な社会を照らす光であると考えます。

◼️ 最後に
私は本年度で日本青年会議所での活動は最後となります。「愛・感謝・尊敬」を信念として最終最後まで石材部会の活動に邁進して参ります。

修練グループ 副部会長所信

一般社団法人 丹波青年会議所 所属
籔 内 智 典

必然なくして石は無く、石を残す意思を持つ

 今年度は、原部会長が掲げる「今を生きる」とのスローガンと、「今を受け入れる」「過去を顧みる」「未来を見据える」との三つの基本方針の下、我々は活動してまいります。

 今、我々の生業である石材業は、非常に苦しい状態にありますが、私はその中でも石という素材の価値を問い直す必要があると感じております。

 古来より人は、石の特性である耐久性、硬質性を活かして、道具や建材そして祈りの対象として、石を使ってまいりました。そうした用途で石が使われてきたのは、そこに必然性があったからでのことであり、だからこそ時代を超えて使われ続けてきたと思います。

 しかしながら、現代社会において、「それは石である」という必然性が揺らいでいるように感じます。建築においては、石材に変わる材料も多くなりました。お墓においても、石であることが当たり前ではなくなり、多様な埋葬方法が現れるようになりました。また、家族が縮小したことと人の流動が多くなったことなどにより、お墓の片付けや移動の依頼が増えるようになりました。人によっては、そのものに対する思い入れがなく、処分という気持ちで片付けをお願いしているなと感じることもあります。

 されども、こうした変化の中でも廃れていないものがあります。それは大切な人を弔い供養する心です。そうした感情は、時代を問わず、遥か昔から今に至るまで、人種を問わず人間としての本能的な感情として、必然的に生まれているものだと感じます。また、「石」という字の成り立ちは、神や霊が宿る場所として、そこで行う神事で使う道具から来ているとされています。この様な言葉の成り立ちの意味合いからしても、石には人の精神に何かを与える力があるように思えてなりません。

 現在、我々が置かれている苦境を乗り超えるためには、時代に関係なく人々の心に生まれる感情や自然の恵みである石という素材の力を深く考え見つめ直し、その必然的な関連性を感じて、それを人に分かりやすく伝えられるようになる必要があると考えます。この一年、「何故に石なのか」という観点のもと、自らの意思をもって、石の必然性を語れる人材に近づけるような修練の場を会員に提供していく所存であります。

友情グループ 副部会長所信

一般社団法人 石岡青年会議所 所属
髙 栖 久 聡

友情の輪を広げ、共に研鑽し合う

■ はじめに
 石材部会に入会する前の私は、仕事のことで相談するといえば親ぐらいなものでした。青年会議所に出会い、石材部会の一員として迎えていただいてからは、相談できる仲間が増えるとともに、業界の様々な情報を得やすくなりました。そこから、前向きに新たな試みに挑戦すること、様々な経験を通して学びを得続けることの重要性を感じることができました。我々は一人ではできることが限られていますが、周りを見渡せば多くの仲間がいると気付きます。

■ 友情の輪を広げる
 昨今の先の見えない社会において、助け合える仲間の存在が支えになります。「石」という共通のつながりを持つ仲間は、社業や個人の行動の中で迷い、悩んだとき、あなたに手を差し伸べてくれるはずです。先輩諸兄姉とのつながりも深い石材部会だからこそ、世代を超えた幅広い石材人との出会いと多くの経験があなたの未来を豊かにしてくれます。心の底から笑い、感動を分かち合うことができる場であることを体験できるよう努めてまいります。そして、そんな体験を共にした卒業を迎えるメンバーへ感謝の気持ちを伝え、お祝いさせていただきます。

■ 共に成長する仲間
 我々に繋がれた襷ははたして次代にしっかりとつなぐことができるでしょうか。石材業界の未来のためにも、時代を先駆け、行動を起こし続けていく青年の力が必要です。人が集まることに制限がかけられた中でも、できることを模索し、“楽しい”を体感できる機会を作り上げ、メンバー一人ひとりがお互いの人となりを知っている、そんな組織を目指します。現在何が求められ、未来に何が必要かを模索し、過去から学び、実行する人財を探し、共に活動していきましょう。

事務局グループ 副部会長所信

一般社団法人 名古屋青年会議所 所属
中 山 隼 人

多様性に触れ、新しい価値を生み出し、この時代に立ち向かおう!!

■ はじめに
 元々、縁も所縁もなかった石材業界で、石に魅了され、技術だけを磨いていきました。これからも技術を磨いていくことだけが、私の生きざまであると考えていました。
 そんな中、石材部会に入会をし、同年代の仲間たちと触れ合う中で、同じ石材業界の中でも様々な考え方や価値観があることを知り、己の技術を磨くだけでなく、多くの意見に触れてこそ真に成長できると実感しました。
 現在、新型コロナウイルス感染症の拡大により、私たち石材業界にも石材輸入のストップ、売り上げの減少などの影響が出ています。また、石材部会の活動にも制約が出ています。しかし、「こんな時代だから」こそ、議論を交わし、多様な価値観に触れ、市場創造に寄与をすることで、石材業界そして社会に対して貢献できると信じています。石材業界の未来は、私たち石材部会の双肩にかかっていると考えます。

■ 円滑な会の運営
 円滑な会の運営を進めるには、会員間の関係性や石材部会の意義を知ることが大切であると考えます。まずは、会員間の関係性をつくるためには、会員の近況を知ることや、仕事の取組みなどを知り、互いにいい刺激をしあっていける関係性がとが大切だと思います。情報共有・展開の仕組み作りを考え、事業の推進と拡大活動の 盛り上がりをつくっていきたいと思います。そして、広報活動においても多くの方に石材部会の活動を知っていただき、相互扶助のための繋がりを持てるよう適宜発信することを心掛けてまいります。

■ 時代に立ち向かう
 私たちは、幼少のころから誰かに守られ、助けてもらい、成長しました。そして、今では、成長した青年経済人として、石材部会の仲間達で互いに支え合い、助け合って活動しています。この相互扶助の精神は日本人らしく、新型コロナウイルス禍で生き抜くためには必要な考え方です。「時代に立ち向かい」我々の頑張りを、自分が勝ち抜くだけのために使うのではなく、自分ではない誰かのために、共に生き抜くために使ってまいりましょう。