部会長所信

2024 年度 日本青年会議所 石材部会 部会長所信
公益社団法人 名古屋青年会議所 所属
中山 隼人

ココロオドル

〜Letʻs do it~

基本方針
⒈会員拡⼤・広報〜時代に即した情報発信〜
⒉国際・国内〜海外⽂化と⽇本⽂化の統合〜
⒊組織〜信頼と結束ある組織へ〜

【初めに】
⼈は⼼が躍る時、情熱が芽⽣え、様々な課題に⽴ち向かっていくことができます。⻘年会議所を通じて得られた経験を経て、私たちの記憶には情熱を持って臨んだ運動が刻まれており、情熱がこもった運動は本当に素晴らしく、楽しく、そして輝かしいものばかりでした。今、将来を⾒据えた時、私たちの抱える課題は⼭積しています。これからの未曾有の時代を乗り越え、次世代に紡いでいくためにも、私たちは⼼を躍り⽴ち向かっていかねばなりません。単に気休めや、感情の転換という安易なものでなく、本気で⾃分の最⼤限のエネルギーを出し切る活動を皆さんと共にしていきたいと思っております。この世の中を明るく盛り⽴て、⽯材業界も会社も社員も家族も明るく暮らすことを⽬指します。2024年度は⼼を躍らせ、更なる⽯材業界の発展へ⼀緒に邁進しましょう。

【会員拡⼤・広報】〜時代に即した情報発信〜
我々の活動を未来へつなげる唯⼀の⽅法が会員拡⼤です。40歳で卒業というルールがある中で組織を存続させるために、毎年の会員拡⼤は役職者だけでなく全会員の責務と考えます。拡⼤活動は総⼒戦、我々が先輩諸兄に⼊会に導いてもらい、今を享受していることへの感謝を忘れることなく、運動の後継者たる若き世代を発掘していきます。広報においては、対外的にもブランディングを図り、会員のプライドを醸成し、後輩たちに多くの選択肢を渡していけることにもつながるはずです。対内外へのブランディングを推し進め、時代に即した情報発信をし、⽯材産業の活性化に寄与することで、後輩たちの時代には、「うちの親、⽯材部会で頑張っているんだ」「お⽗さんと同じ⽯屋さんをやりたい」と⾔われているなら、これほどうれしいことはないではないと思います。

【国際・国内】〜海外⽂化と⽇本⽂化の統合〜
新型コロナウイルスの影響で、海外への渡航が余儀なくされ国際事業ができていない状況が続いたが、昨年から渡航条件が緩和され⾃由に海外へ⾏けるようになりました。この機会に海外での事業を進めていきたいと思います。海外からの影響や外国の⽯材を取り⼊れる際には、それを⽇本の伝統と調和させることが重要です。海外のデザインや建築技術と⽇本の伝統的な⽯材の使⽤を組み合わせることで、新しいアイデアやデザインが可能になります。国内と国際の統合は、⼀⽅の⽂化を押し付けるのではなく、相互尊重と相互理解の基に成り⽴つべきです。⽯材の使⽤においても、異なる⽂化や地域の特性を尊重しつつ、独⾃の魅⼒を⽣かした統合を⽬指すことで、より豊かなデザインや⽂化が⽣まれるでしょう。

【組織】〜信頼と結束ある組織へ〜
年会費という形で、集めた資⾦を事業という運動に形を変え業界のために果敢に取り組んできました。⾃分たちのお⾦と時間を使い、⽇頃の社業の合間を縫って⾃分たちの体も使い運動を展開して参りました。組織の要である運営は、総務・財務と⽇の⽬をみることなく部会のために運営側にまわり、⽯にかじりつきながらも職務を果たしている会員を多くみてきました。そういった会員や先輩諸兄の積み重ねが40年も⽯材部会を⽀えてきました。我々の⼤義はどこまでいっても明るい豊かな社会の創造です。このような運動では、業界は変わらないという⼈も少なからずいます。⼤きく崇⾼すぎて遠くに⾒える⽬標だから、本気で焦点をそこに合わせるのは難しいことは否めません。しかし、限りなく遠い⽬
標であっても、たとえ⼀筋の光であっても、それは我々の掲げる旗であります。⽇本⻘年会議所⽯材部会の会員は、明るい豊かな社会を創造するという⼀筋の光に集まる会員でありたい。この⼤義に⾛りぬいた先には、友情も成⻑もビジネスも、あなたの隣にあると考えます。

【結びに】
⼀⼈ひとりの価値観はそれぞれ違いますが、次の世代のためにより良い未来を残していくことは、間違いなく我々が責任をもって果たす使命です。今、胸に⼿を当てて⾃分が⼤切に思う⼈を思い浮かべてください。誰か思い浮かんだなら、もうそれだけでこの運動に取り組む理由がそこにあります。それだけで充分です。私たちがやった分、必ず下の世代が楽になる。我々が頑張る1年には、必ずその分だけの意味がある。「こんな時代だから」と⾔って下を向くことに我々の貴重な⼈⽣の1年は使うつもりはありません。我々が蹲って⾜を⽌めても、時間は待ってくれない、⼦供たち孫たちに⼤変な時代が迫ってきています。⻘年だからこそできることが必ずある。⽯材部会の会員よ、ココロオドらせ情熱を捻りだしましょう。⽯材業界の発展は我々⻘年の双肩にあり。Letʻs do it!