部会長所信

2022 年度 日本青年会議所 石材部会 部会長所信
一般社団法人 笠岡青年会議所 所属
奥野 慶大
MY BEST

〔基本方針〕
1. 会員拡大
2. 組織風土改革
3.時流を捉えた研修事業

■はじめに
 2019年12月に中国で第1例目が報告されてからわずか数か月の間に世界的な流行となった新型コロナウィルスは、今もなお経済だけでなく生活そのものに甚大な影響を及ぼし続けています。57年ぶりに東京でオリンピックが開催されましたが、メダルラッシュのニュースの後にコロナの重傷者が過去最高と報道されるという混沌とした中で幕が下ろされました。長いトンネルの出口が見えない中、到来するであろうアフターコロナという新たな社会を見据えて、多くの人が希望をもって歩みを進めることができるよう、この石材業界においても、柔軟に変化していく必要があると考えます。本年度においても条件付きの日常と警戒が交互する日々が続くものと思われますが、石材部会においても創始の精神を胸に抱くと同時に、新たな発想や情報交流を大切にしながら一年間研鑽を積んでまいります。

■会員拡大
 青年会議所で過ごす40歳までという限られた時間は、会員同士が生涯の仲間としての関係を築くことが出来る最良の期間であると私は思います。加えて、本当に価値を感じられるのは卒業したあとではないか、と思っています。社業に邁進する中で、躓いた時には励ましあい、朗報には喜びを共有し合える、そんな心のよりどころとなる一生涯の仲間とめぐり合うことができる。私自身身をもってこの石材部会へ入会したことでかけがえのない多くの仲間と巡り合うことができました。この石材部会において一人でも多くそんな仲間をつくりたいと思う純粋な気持ちと、仲間との絆を増やしていくことが、石材業界の未来を変えていく原動力になるのではないかと考えています。北は北海道、南は沖縄県まで全国に広がった石材部会員のネットワークを最大限に活かして、本年度は石材部会の総力をあげて会員拡大に取り組みます。

■組織風土改革
 在籍年齢に上限のある青年会議所は、その存続自体が永続的な会員拡大によって支えられていることは言うまでもありません。昨年は12名の卒業生を送り出し、本年度は26名スタートとなり、また来年には7名の卒業を控えているということを鑑みても拡大活動が喫緊の課題であると強く危機感を持っています。加えて、この二年間のコロナ禍の中で、急速にオンライン化が進み、一部の生活において便利になった一方、日常では対面でのコミュニケーション不足により、人間関係が希薄になったと実感します。会員間の友情とネットワークを実感できるよう、事業や会議体の在り方を見つめ直す必要があります。石材部会の無くしてはいけない姿勢を取り戻し、仲間とともに一丸体制が組めるような組織風土改革を行います。親しき中にも礼儀あり。思いやりの精神をもって、組織における報連相を周知徹底し、ルールやマナーが徹底できる団体となれるよう取り組みます。

■時流を捉えた研修事業
 これまで当然のこととして考えられていた認識や思想、価値観などについても、大胆に変化していかなければ青年会議所においても社業においても存続すら危ぶまれる時代に差し掛かったと言っても過言ではありません。 何においてもいいことなしのコロナであると捉えていましたが、唯一与えてくれたことは「変化せざるを得ない」という意識をあらゆる分野に与えてくれたことだと考えます。この業界においても近年、祭祀の変化、そして葬送の多様化が著しく、激しい変化の中で生きていると実感することが多々ありますが、それは今後も同様で、さらに加速する可能性すらあります。本年度の研修事業では変化を続ける石材業界および供養業界を正しく捉え、予測し、知見を広げられる事業を開催します。変化に負けない、新たな”うねり”をこの石材部会から創出していきたいと思います。

◼️結びに
 青年会議所に入会した時からLOMの理事長と石材部会の部会長を歴任することを視野に入れて過ごしてきましたが、未曾有のコロナ禍の中でいずれも就任することとなり、「本来やりたかったこと」「コロナ禍でなければ」という思いが無いと言えば嘘になります。しかしながら、いかなる状況においてもやり甲斐を見出し、その活力をメンバーに伝播することができる、それこそがリーダーの役割であり部会長の存在意義であると考えます。石材部会という環境に身を置いたのも会員個々それぞれに必ず目的が存在するはずです。石材部会に対する活動領域については、私は会員個々のスタンスを尊重する姿勢です。しかしながら個々の目的を果すために、自身が定めた領域の中では最善を尽くす。互いの活動姿勢を尊重し合いながら、活き活きと石材部会で活動を行うことができる環境を模索していく中で、会員には成長とやりがいを実感してもらいたいと強く感じています。

 先行きが不透明で経験したことのない状況が続きますが、これまでにはない価値のある一年であったと、次代に胸を張って語ることができるよう、それぞれが為せる “MY BEST”に向けて挑戦していきましょう!