活動報告

8月26日(木)

 8月研修事業「ピンチはチャンス!~山口の山奥の小さな酒蔵だからできたもの~」と題しまして、世界一売れている日本酒「獺祭」を生み出した旭酒造株式会社の桜井博志会長にご講演いただきました。

 桜井会長は、蔵を継ぐ前に石材卸会社を経営していた時期が有り、大島石を取り扱い、経営も右肩上がりで年商3億円の事業にまで成長させていました。講演の中で「今でも石造物を見ると反応してしまう。どんな石を使っているのかついつい気になってしまう」と、私たちと同じ石屋病を今でも患っていることを知り、参加した皆様は嬉しく感じたのではないでしょうか。

 時代の行く先を見据え、それがピンチであるほどチャンスがあると信じ、「いい物を作る」ということにこだわり抜く姿勢が大事だと熱く語っていただきました。

 これからもっともっとマーケットは収縮していく中で、日本酒も石材も視点を変えて、アプローチも変えて、自分たちで新しいマーケットをつくっていきましょうと激励の言葉をいただき、参加した皆様にはさっそく行動する力が湧いたことと思います。

 このコロナ禍でも過去最高益を出している旭酒造様の既成概念を破った経営の秘訣をたっぷりとご教示いただき、本当に学びの多い研修となりました。

 最後になりましたが、本研修事業にご参加いただきました皆様、誠にありがとうございました。