活動報告

5月20日(木)

  一般社団法人 寺子屋ブッダの代表理事である松村和順様を講師にお招きし、「お寺から始めるソーシャルプロジェクト」~地域社会とのつながりがお寺の未来を変える~と題した講演会をWebにて開催させていただきました。 

 講演会の第1部では、環境の変化に伴い浮き彫りとなっているお寺の課題、松村様が映像制作等の仕事を通して20年以上日蓮宗宗務院とお付き合いをしてきた中で感じた、現代社会における仏教の可能性、そして「地域と共にあるお寺」になることの大切さを、寺子屋ブッタを立ち上げられたきっかけや活動事例を交えながらお話いただきました。 

 また講演の途中、サプライズで光琳寺の副住職であります井上広法様が登場され、お寺が作った「aret」という人と人とのつながりをつくるコワーキングスペースの紹介や、お寺の社会活動が地域の方に評価され、檀家関係以上の関係性が構築された事例などを、現地からレポーターばりの生中継をしていただきました。 

 講演会の第2部では、地域の方に向けてお寺だからできること、そして時代の変化の中でも変えるべきでないこと(本質的な役割)、時代に応じて変わるべきことの2つの視点というものを持ちながら活動していくことの重要さを、寺子屋ブッタの活動のひとつである「ヘルシーテンプル」を事例に上げながら、お話いただきました。 

 講演を通して、地域市民から必要とされる「価値ある存在」になるための「貢献」というものを考えることができる機会となりました。 

 松村様を始めとして、こうした機会作りにご協力してくださった多くの皆様にこの場をお借りしまして、感謝御礼申し上げます。ありがとうございました。